「そんなことは聴いていません!」
「いや言ったはずだ!」
こんなやりとりはありませんか?
社員:はい、出来上がりました
社長:おい、全然出来ていないじゃないか
社員:ザ~ッとでいい、って言ったじゃないですか
社長:だれがこんなザ~ッとって言った!
社長:おい、この前頼んだ仕事はどうなっている
社員:そこまで急がないって言っていたのでまだ手を付けていませんよ
社長:おいおい困るよ、今週末に納品なんだ
社員:今週末なんて聞いていませんよ
「ザ~ッとやっといて」とか、
「まあ、適当に」とか、
「そこまで急がないよ」とか・・・。
仕事を出す方がラクをしているのです。
指示が面倒くさいため。
そして仕事を受ける方もラクをしているのです。
あいまいな指示の方が、プレッシャーが少ないため。
こうしてお互いの間に「責任を負わない空間」ができあがり、
そのツケが締切日にやってきます。
そしてそのツケを負わされるのはお客さんで、
それが原因で信用を失い失客に。
これから何年もお買い上げ頂けるハズだった売上が
一瞬にして吹き飛ぶ瞬間です。
こんな勿体ないことはありませんよね。
こうならないためにはどうすべきか?
原因は仕事を「あいまい」にしているためですから
「具体的にする」仕組みを創ればよいのです。
仕事の指示は(なに)
受注後すぐに(いつ)
社長と工場長が(だれが)
工場内で(どこで)
作業指示書を使って(どのように)
そして作業指示書には、
仕上がり程度、予算、顧客要望、納期などを書く。
最初に仕組みを創るときはは面倒ですが、
お客さん、社内ともに良くなるのではないでしょうか?
「ウチはそういうことが多いなあ・・・」
とお心当たりがある社長様は、
仕組創りのご検討をされてはいかがでしょうか?
~儲かる会社は人が1割、仕組みが9割~
(児島保彦著 ダイヤモンド社)
仕組創りについてとても本質的なことが書いてあります。