■〇〇に答える
毎朝2時間を使って一ヶ月間、
A4サイズで13ページ分の
50年間の自分史が書きあがりました。
次の取り組みは「以下の質問に答える」でした。
①どんな時に嬉しかったか?
②どんな時に感動したか?
③どんな時にやる気になったか?
「まだまだやることが多いなあ・・・」
まずは①から取り組みました。
■辛かった20代
20代は苦しかった・・・
仕事に、人生に、かなり迷っていました。
どうにもならなくなって
師崎の寺へ坐禅をしに行ったこともありました。
それも効果はなく、
生きる意味を感じられなくなったことも。
「これはヤバい」と会社に辞表を出し
一切を捨てて1年間カナダに旅に出ました(逃げたとも言う)。
29歳の私が受けた語学学校の入学試験結果は
「エレメンタリー(小学校)レベル」(笑)
周りの生徒の多くは
私よりも年下で各国からの現役大学生など。
まあ、年上だろうが何だろうが
知らないものは知らないのだし、
「彼らにどんどん聞いちゃおう」
変なプライドを捨てたら
とても楽になりました。
20代に苦しんだ理由は
これだったのかな・・・と。
■結婚で人生が変わる
1年でビザが切れたため一時帰国。
お金を貯めて再度行くつもりでしたが、
その前に今の家内と出会い結婚。
子供も2人授かりました。
「守らなきゃ」と仕事に力が入りだし
色んな経営の勉強に出まくるようになり
ランチェスターに出会ったのもこの頃でした。
この頃の嬉しかった項目が全部で
68個も出てきました。
「結構うれしい体験をしてたんだな、
この中に使命のヒントがあるのか」
使命の糸口を考えるのですが、
どうもまとまりません・・・
読み返しても読み返しても
まとまらないんです。
■本当に嬉しかったの?
3回くらい読み返しているうちに、
ある質問が天から降ってきました。
「この68個は本当に嬉しかったの?」
そして次の瞬間に
あることに気づいたのです。
「これって、オレだけが嬉しかったんじゃない?」
ということを。
例えば、
「〇〇さんから褒められてうれしかった」
という項目について、
「じゃあ〇〇さんは嬉しかったの?」
と再度自分に聞いてみると・・・
「〇〇さんの役には立っていなかった・・・」
「なんと、自分だけが喜んでいたんじゃないか!」
と気付かされたのです。
そして再度68個を見渡してみると、
「自分だけ嬉しかったこと」ばかり・・・。
「自分だけでなく、相手も嬉しかったことを
もう一度書き出してみよう」
絞り込みをすることにしました。
後で知ったのですが、
こういう取り組みを「内観」というみたいで、
自分の内側の世界に向き合うといったもののようです。
内観をしてありのままの自分を受け入れ、
自分らしさを取り戻すことに繋がるようです。
「自分と相手が嬉しかったこと」
という視点で再度取り組んでみたら
意外な発見をしたのです。
続きは次回に書きたいと思います。